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私の就職体験記弁護士 大木 昌志

千葉法律事務所 69期 弁護士 大木 昌志 (千葉県弁護士会所属)

弁護士に対しても思いやりを持つことができる事務所であれば、事務所の環境も間違いなくいいと考え、当事務所にぜひとも入所したいと思いました。

私の就職活動は、大きく分けて実務修習開始前と、修習後半の2つの期間に分けられます。双方の期間では、就職活動の内容も考え方も大きく異なっていたので、本体験記では、当該2つの期間に分けてお話しさせて頂きます。

1.実務修習開始前

まずは、実務修習開始前の就職活動についてお話しします。当時は、明確にどのような事務所に行きたい、というビジョンは持っていなかったのですが、とにかく、実務修習が開始する前には、弁護士事務所の内定は絶対に得ておきたいと考えていました。自分で言うのも憚られますが、私は「若い・独身・男性・健康」という、いわゆる地方の修習地になりやすい要素を全て兼ね揃えていたので、どこの修習地になっても慌てずに済むように、事前に就職先を決めておきたかったのです。

そこで、まずは毎年10月初旬に東京三会が開催する修習生合同説明会に参加しました。こういった、大規模かつ正式な説明会に参加する(できる)事務所であれば、少なくとも得体の知れない事務所ではありませんし、まずは色々な事務所に接して話を聞いてみたかったのです。

そして、興味を持った事務所に対して積極的にエントリーし、修習開始前から導入修習の間も、就職活動を続けていました。その結果、無事に実務修習開始前に内定先を獲得し、安心して修習に専念することができました。

なお、私の修習地は、松江(島根県)に決まりました。今考えても、事前に就職活動をして本当に良かったと思います。

2.修習後半

次に、修習後半の就職活動についてお話しします。修習後半というのは、具体的には、分野別修習の第4クールが終了した、8月中旬頃からになります。

この時点で私は、弁護修習を通じて強く感じたことがありました。それは、「司法試験や二回試験に合格しただけでは知識も経験も極めて不十分」ということです。

弁護修習で何度か法律相談に同席させて頂いたのですが、相談に来る依頼者は、とにかく色々なことを調べています。インターネットが発達している現代だからこそ、まずは最低限の知識を調べたうえで、それでも分からない、対応できないことを弁護士に相談しに来る人が多かったです。当時の私は、依頼者が調べてくることですら理解できず、指導担当弁護士と依頼者が話している中、置いてけぼりになることが多かったです。このような体験を経て、私は、弁護士としてとにかく早く成長したい、そのためにも、自分が成長できる事務所を貪欲に求めたいと考えるようになりました。

そこで、私は改めて、内定を得た事務所とは別に、より自分が成長できる事務所は無いかと、ひまわり求人のサイトを足掛かりに様々な事務所のホームページを閲覧しました。実務修習前の就職活動では、あまり意識していなかったのですが、この時は、ホームページに載っている事務所の理念や、所属弁護士のコメント等を細かく見て、事務所の特色を把握することを意識していました。

そのような中、出会ったのが現在所属している当事務所です。「顧客満足ではなく、顧客感動を」という理念の下に、事業部制を採用して専門特化した弁護士を輩出するという方針にも興味を惹かれましたし、年俸制という安心感がありながら、利益配当型業績給を採用していて、自分が努力すればするほど利益を得ることができる、という環境は、成長を求める私にとってうってつけでした。

また、当事務所は、当時まだ松江で修習中だった私の負担を少しでも減らすように、面接の回数や採用の方法を柔軟に対応してくれました。このように就活する弁護士に対しても思いやりを持つことができる事務所であれば、事務所の環境も間違いなくいいと考え、当事務所にぜひとも入所したいと思いました。

そして、無事に採用して頂き、現在も当事務所で働いています(そのとき、内定辞退してしまったにもかかわらず、それを許して頂いた各事務所にも、感謝しています)。

今でも、当事務所は、弁護士として成長するためには最適の環境ですし、また、当事務所が成長するためにも新しいメンバーを必要としています。これを読んで当事務所に興味を持った方は、是非エントリーをお待ちしています。

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