私の就職体験記弁護士 山田 遼太

東京法律事務所 医療事業部 76期 弁護士 山田 遼太 (東京弁護士会所属)
漠然としたイメージを、選考を通じて具体化することができたから、ALGに入ったのかもしれません。
「名古屋 弁護士 採用」で検索したのか、それとも「修習生 事務所説明会」だったのか…細かいことはもう忘れてしまいましたが、一つ覚えているのは、司法試験が終わって2週間くらい経ったある日、そろそろ就活するかと思い立って、実家でGoogle検索してみたら、たまたまALGのホームページに行きついて事務所の存在を認識し、何となく事務所説明会に参加したということです。こんな調子だったので、消費者事件はできるかと聞いて、うちは会社側が多いですよと半ば呆れながら回答されたような気もしますが、まあもう時効でしょう。
何となく見つけた事務所に応募したのは、医療事件という特殊な分野に専門事業部を設けている点に興味がわいたからでした。とはいえ、以前から医療事件に関心こそあったのですが、絶対に医療事件がやりたいというほどでもなく、まずは一般民事事件を一通り経験してから、ゆくゆくは医療事件をやってみたい。最初はそれくらいの漠然としたイメージでした。
ところが、一次面接(Web)の際、最初から医療事件に携わり早期に専門性を高めることの利点等を力説され、結局医療事業部を第一志望とするに至りました。当時、他事務所の選考も並行して受けていましたが、今振り返ると、一次面接の場で具体的なキャリアパスなどを提示されたことが、進路決定の大きなターニングポイントだったように思います。
それから、二次面接はWeb面接でも大丈夫ですと言われていたのですが、ALGのクラークに参加したことがなかったので、事務所の雰囲気を把握するために東京事務所まで行って対面での面接を受けました。オンライン化も進んでいますが、数年、数十年と働き続ける場所になるかもしれませんので、一回くらいは現地に足を運んでみると良いのではないでしょうか。
そんなこんなで、何となく見つけた事務所に就職し、大変ではありますがそれなりに楽しく働いています。こういうケースもありますので、今この体験記を読んでALGの存在を認識した皆さんも、何となく事務所説明会などに参加してみてはいかがでしょうか。
※2025年7月末日時点でのインタビュー内容です