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弁護士法人ALG&Associates 東京法律事務所 医療事業部 76期 弁護士山田 遼太東京弁護士会所属

※2024年7月末日時点でのインタビュー内容です

弁護士法人ALG 山田 遼太

弁護士法人ALG&Associatesへ入所した決め手はなんですか?

医療事件を専門的に取り扱う環境が整備されていたことが一番の決め手です。それから、自分の意思によらず他拠点に異動にならないということも大きかったのだと思います。司法修習の際、愛知(実家)→和光(いずみ寮)→秋田(修習地)→東京と何度も引っ越しをして、引っ越しの手間を痛感したので…。他方、名古屋にも拠点があるため、やってみて医療事件が自分に合わなければ、名古屋に異動希望を出して実家から通勤することも考えていました。そうした選択肢が用意されていたことは、医療的なバックグラウンドのない自分にとって、東京で医療事件に挑戦するための後押しとなりました。

入所前と入所後で印象の違いはありましたか?

実を言うと、自分はALGのサマークラークなどに応募しておらず、入所前の印象というのはあまりありません。ただ、選考時のメールでのやりとりや、二次面接のため東京法律事務所を訪れた際に、事務局がしっかりしているなという印象は持っていました。それから、面接が28階だったので、事務所からの眺めがいいなあと。事務局に対する印象は入所後も変わらず、和やかですが仕事は本当にきっちりしており、大変助けられています。他方で入所時には医療事業部が6階に移転しており、28階の景色を堪能する機会は少なかったです(笑)。

弁護士法人ALG&Associatesで働く魅力はなんですか?

全国津々浦々から事件が集まってくるため、経験値を急速に積むことができることでしょうか。自分が現在関与している医療事件は約40件ありますが、この事件数は医療事件に注力している患者側弁護士のなかでも群を抜いて多いです。おそらく、国内で最も多くの患者側医療事件を抱えている事務所なのではないかと思います。
それと証拠保全、出廷、協力医面談等で全国各地へ出張する機会が多いので、現地の美味しいものを食べて帰れます。

事務所の雰囲気はいかがですか?

雰囲気はとても良いです。特に医療事業部は他事業部と物理的に階が分かれているからか、プチ独立国家のような色彩もあり、和気藹々としています。また、若手の意見もそれなりに尊重されるので、担当事件のことに限らず、遠慮なく意見を出せる空気感があります。先日も医療版判例秘書導入の必要性について先輩弁護士とともに熱弁したところ、正式に採用されるに至りました。

先輩弁護士、事務員の方との交流はいかがですか?

弁護士と事務局の距離が近く、事業部長も話好きで弁護士・事務員さん問わずよく話しかけているためか、雑談する機会が多いです。どの先輩弁護士も、質問すればなんでも気さくに答えてくれるので、大変ありがたいです。事務員さんも法律事務や医学的調査に熟達しており、事務員さんから教えてもらうこともまだまだ多いです。

現在の役割、業務内容について教えてください。

医療事件のみを扱っており、担当事件では訴状等の書面起案、依頼者・相手方弁護士との連絡等、事件処理全般の業務を行っています。特に自分の場合、なぜかカルテの証拠保全をよく引き当ててしまうようで、入所以来医療事業部の証拠保全案件は(意図せず)私の担当事件に集中しており、月に1件以上のペースで証拠保全のため相手方医療機関を訪問しています。そのため、法律相談や期日には先輩弁護士と二人で入ることが多いのですが、証拠保全に関しては単独で対応するようになりつつあり、先輩弁護士から証拠保全について質問されることもあります。

今後の成長とキャリアビジョンを教えてください。

医療事件では数千ページのカルテを解析したうえで数十ページの書面を作成する必要があり、起案にまとまった時間が必要となります。現在は思うように進められず、想定より時間を要していますが、今後は隙間時間を有効活用して、ワークライフバランスを充実させていけるように成長していきたいですね。
さらに、将来的にはカルテなどの個人情報開示に限らず、情報公開法令をも駆使した調査手法を確立させたいと考えています。

1日のスケジュールを教えてください。

  • 10:00出社
  • 10:00~11:00メールチェック・電話・医学文献調査等
  • 11:00~13:00法律相談(医療)
  • 13:00~13:30相談中の電話への折り返し、各種書類に関する事務局への指示出しなど
  • 13:30~14:30昼食
  • 14:30~16:00起案・医学文献調査、役所・相手方弁護士との協議等
  • 16:00~17:00クライアントとの打ち合わせ
  • 17:00~18:30(議論ないし歓談しつつ)起案・医学文献調査等
  • 18:30~20:00(菓子パンをつまみつつ)翌日の法律相談の事案検討・医学文献調査等
  • 20:00~20:30次の法律相談や起案に関する事業部長との打ち合わせ
  • 20:30~(適宜先輩弁護士と歓談しつつ)起案・カルテ分析等~終わり次第退社

最後に弁護士を目指している方や弁護士法人ALG&Associatesに興味がある方へメッセージ

弁護士と一口に言っても、そのスタイルは多種多様です。例えば患者側医療事件では原則として医療調査を行い、診療経過・医学的知見・過去の裁判例等から損害賠償責任があると判定したものに限って民事訴訟等に移行しています。このことから、医療事業部の弁護士には訴追裁量があり、検察官的弁護士であると言われることもあります(もっとも上下関係は緩いです)。事務所によって、あるいは部署によってもスタイルやカラーは全然違いますので、時間の許す限り様々な事務所の説明会等に参加されると良いのではないかと思います。ALGの説明会やインターンにも是非参加してみてください。

※2024年7月末日時点でのインタビュー内容です