プロフェッショナルパートナー 弁護士佐久間 明彦東京弁護士会所属
私は、弁護士法人ALGで最高の出会いができたと思っています。
思い返すと、私が弁護士法人ALGに来たのは、7年前になります。
司法修習を終えた後、入所した事務所に約1年勤め、そこを辞めてから、移転先を求めて、何十もの法律事務所に履歴書を送り、次々と採用面接を受けていきました。面接の数を重ねる中で、ある傾向が見えてきました。
それは、仕事の忙しさを理由に、週休2日が守られることはないということです。
「一応、事務所は土日を休日としているけど、実際、休んでいる弁護士なんていないよ」、「え!?土日、両方出ているってことですか?」、「うん。たまには日曜は休むこともあるけど、月数回かな。みんなそんなものよ」
といった具合でした。これは私にとって驚きであり、ショックを受けました。
やはり、仕事はもちろんするけれども、プライベートに使う休みも欲しいと思っていたからです。
私は、弁護士になる前にはメーカーに勤めていたのですが、一般企業の面接官は、休日も仕事をしているといった実情なんて絶対語りません。むしろ、表向きの休日の多さ、福利厚生の充実度をアピールしてきます。
それは、恐らく、学生から社会人になる初めての人生の大きな転換期にあたって、遊び漬けの生活を一気に遊びの全くない仕事一辺倒の生活に変えることには心理的抵抗がある人が殆どだからだと思います。
一般企業がそのようにして、懸命に学生を勧誘し、できるだけ希望者を多く募ろうとする(バブル時期だったのもありますが)のに対し、弁護士は全くそうではありません。採用できる人数は限られているから、現実を伝えて、それを嫌がるようなやつはいらない、それでも来たいという人から選ぶということなのでしょう。
そんな状況ですから、法律事務所の面接は、殿様商売のごとく、どこか尊大な印象を受けましたね。そして、いわゆるボス弁は、一癖も二癖もあり、事務所内で絶対王政を敷いている場合が殆どでした。
しかし、弁護士法人ALGは違ってたんです。私は金﨑浩之先生の面接を受けたのですが、友達に語りかけるような感じで話してきてくれて、普通のボス弁が持っている堅苦しさがありませんでした。
気さくな印象は、入所後も変わらず、ある日、金﨑先生とその旧友の方が勤務弁護士に合コンを設定してくれました。
その旧友の方から、後日、「金﨑は義理人情に厚いやつだから、佐久間さんずっと支えてあげてね」と言われました。旧友が嘘を付くわけはないので、この言葉は胸に残りました。残念ながらその方は数年後、急死してしまったのですが、今でも忘れることができず、その言葉のとおり、私は最高の出会いができたと思っています。
ちなみに、私が弁護士法人ALGに入って7年の間に、土日で出勤した日は、片手で足りる程度です。