弁護士法人ALG&Associates 経験弁護士 採用

医療機器メーカーの経営企画部門にて、インハウス（弁護士資格保有者）として ⑴　知財管理（商標・特許）、侵害/被侵害した場合の両方の対応 ⑵　医療機器自体や医療機器を取り扱うための業者としての許認可申請 ⑶　薬機法（薬と医療機器についての業法）規制への製品レベル、人レベル、本社・支店レベルでの対応を進めるという仕事をしていました。

書店の壁一面の法律書コーナーで、参照するジャンルがごく限られていると気付いてからです。様々な案件を任せてもらえるようになり、自身の職掌について全体像が見えてきた頃、自分を気に入って採用してくれた当時の役員が退職することをきっかけとして、自分の将来のことを考えるようになりました。

このまま今のキャリアを続けて行けば役職が付き、ゆくゆくは役員というビジョンは見えていたものの、「自分が本当にそうなりたいのか」と考えれば考える程よくわからなくなっていきました。

この葛藤を解決する方法としては、 ⑴弁護士登録を抹消して自由に事業に参加する ⑵弁護士資格をフルに活用するためインハウスをやめ法律事務所に入る の二択が当時自分の中でありました。

一言で言えば「弁護士感」に尽きます。 インハウスとして勤めていた職場そのものは素晴らしい環境でしたし、そこで経験できたことは今も自分の大きな財産となっています。 ただ、その環境でこの先５年１０年と勤務を続けていった際、万一会社に「何かあった」際には自分には「会社の看板以外に何が残るのか」「単独でお金を稼ぐ何かを身につけているだろうか」という漠然とした不安がありました。 当時の職場は結果的により魅力的になっており、この心配は杞憂だったのですが、当時の「飢餓感」は凄まじいものがあり、同期の弁護士仲間と自身とを毎日比較している状態でした。

同時期の入社した、いわゆる「会社の同期」の存在も大きかったです。 同期全員、ある者は英語が堪能であったり、ある者は理系の専門知識や技術をもっていたりと、なにかしら自分の力（専門性）を最大限発揮している中、自分は弁護士資格をフル活用できているのだろうかとの悩みも手伝って、転職活動に入りました。

条件は、弁護士資格をジャンル問わずフル活用できることのみを設定し、その他の要素は度外視して探していました。 いくつか内定をいただきましたが、面接を担当した当時の所長に、インハウスから法律事務所への転職について驚かれながらも、私の飢餓感を「ハングリー精神」と捉えていただき、一緒に長く働いていけそうだと感じたことも相まって、ALGに入所することとなりました。

経験が早期に質量ともに積めることです。 なんでもそうですが、実務本や基本書と、実務との間には、絶対的な距離があります。 どんなに素晴らしい書籍を読み込んでも、弁護士業ができるようにはなりません。 そしてその距離を埋めるために経験は絶対的に必要です。その意味でALGは量・質ともに圧倒的です。 「任せてください」と言った場合は、入所一年目でも本当に任されるので、転職後は本当に大変な思いをしました。今にして思えばボス弁や先輩の見守りがそこには確かにあったのですが、そこに気付く余裕もないくらいの勢いで事件に取り組んでいました。

大変さの中に日々経験を積み上げているという確かな手ごたえを感じていましたので、期待通りの場所に転職できたと思っています。

アソシエイト弁護士として、事件の受任、処理等を行いました。 扱っていた事件の種類には全く限定が無く、刑事、家事、企業法務等なんでも担当していました。 また、事務所が拡大志向であってこともあり、事前に十分な説明を受けていなかったにもかかわらず、新オフィスの所長として登録されており、当該オフィスの設置のための事務作業なども担当していました。

前事務所に入所後、１か月程度では転職をしようと考えていました。 転職を実行に移す前に、知り合いの弁護士や修習の同期に自身の状況を伝え、相談をしていました。 当初は、どのような環境でも、３年は頑張ろうなどと考えていたのですが、誰にどう話を聞いても自身の置かれている状況で引き続き努力をしても弁護士として成長をすることはできないと考え、可能な限り速やかに転職しようと考えました。

１年目の登録後すぐに、ろくに事件に関する説明をうけないまま多数の案件を扱うことになり、かつ、それと並行して新しい事件も受任していかなければなりませんでした。 すぐにそのような業務遂行が無理であると考え、事務所のボスには何度も相談をしたのですが、状況が変わることはなく、事務所のやり方を変えるよりも、自分が離れた方がいいと考えました。

まずは、ある程度規模感のある事務所にしようと思いました。事件処理の際に参照する本の蔵書量や、相談できる弁護士の数が多い方がよいと考えていたからです。 また、前の事務所では、アソシエイト弁護士として勤務している若手と話をする機会をあまり持たないまま入所を決めていたのですが、次の事務所では、若手と話をさせていただき、若手が充実感をもって仕事をすることができている事務所に入ろうと決めていました。

現在は、企業法務事業部という部署に所属し、主に不動産や労務関係の事件処理をしつつ、他の事件の処理も担当しています。 経験豊富な周囲の弁護士に相談ができつつ、方針について自分が決定し、責任をもって事件を処理することができていることは、おもしろいなと感じます。 また、時にはクライアントから「さすが弁護士ですね」といったお褒めの言葉をいただくこともあり、そのようなときには、とてもやりがいを感じます。

私の場合、前事務所に在籍していた期間が非常に短いので、前事務所での執務経験が、大変乏しいです。強いていえば、リサーチ業務に取り組んでいました。

前事務所で執務を始めてすぐに転職を考えるようになりました。

前事務所は企業法務を取り扱う事務所だったのですが、その仕事が自分には合わないと感じたためです。具体的には、企業法務は弁護士報酬のシステムがタイムチャージですから、タイムシートをつけて時間管理をしなければいけません。私にはそれが窮屈に感じられました。また、先輩のアソシエイト弁護士が作成したリサーチ等の成果物をみて、ここまでの深さで法的論点を調べ考えた上で、適切に自分の見解をまとめることは私にはできないと直感しました。私は弁護修習においてALG埼玉法律事務所に配属していただき２カ月程度の期間を過ごしたのですが、その期間の方がのびのびと過ごすことができたということも理由の１つです。

自分には企業法務は向いていないと思ったので、一般民事事件を取り扱う事務所に入ろうと思いました。また、業務に取り組むうえで、萎縮することなく、のびのびと取り組むことができるような風通しの良い事務所に入りたいとも思いました。 弁護修習の際にＡＬＧ埼玉法律事務所の所長であり、私の指導担当であった辻先生はじめ埼玉法律事務所の先生方には大変よくしていただきました。熱心に指導していただきましたし、仕事の話も、それ以外の話もたくさん聞かせていただき、この事務所であれば、のびのびと業務に取り組むことができると思いました。

働き始める前に思っていたとおりの事務所で、風通しの良い職場で快適に執務することができています。自分で考えて結論を出すことも重要だとは思いますが、私のような経験に乏しい１年目の弁護士にとっては、事件の処理について気兼ねなく先輩に質問できる職場環境というものは大変ありがたいです。どの先輩弁護士に質問しても嫌な顔をする方は１人もいないので、疑問に思ったことは逐一質問し、業務に取り組んでいます。